梶沼 美和子 Miwako Kajinuma

写真|梶沼 美和子

武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学大学院声楽専攻修了。
シューマン、ブラームス、ワーグナーらのチクルスを含むドイツ・リートを皮切りに、フランス歌曲、日本歌曲(塚田佳男氏プロデュース“日本のうた”シリーズ)へと積極的にレパートリーをひろげるいっぽう、バッハ『マタイ受難曲』『マニフィカト』、ハイドン『天地創造』、モーツァルト/演奏会用アリア『どうしてあなたを忘れられよう』、ペルゴレージ『スタバト・マーテル』、ベートーヴェン『第9番交響曲』、レスピーギ『日没』、マーラー『交響曲第4番』など多岐に亘るオーケストラ作品で、いくたびかソリストとして招かれ協演する。2000年、故堀 榮藏氏 製作によるフォルテピアノに、フラウト・トラヴェルソをくわえたバッハ『コーヒー・カンタータ』や、シューベルトの歌曲をプログラムへ載せたコンサートに出演。
オペラの分野でも、メノッティ『泥棒とオールドミス』でオールドミスを演じたのをきっかけに、数々の舞台に立ち、近年では2001年ブリテン『ベニスに死す』(指揮:若杉 弘氏)アメリカ令嬢、2005年プッチーニ『三部作』の、《外套》フルーゴラ、《修道女アンジェリカ》修道院長、2006年バーンスタイン『キャンディード』オールドレディ、ヴェルディ《リゴレット》マッダレーナの、各役をこなす。 
声楽を田中奈美子、原口隆一、渡部成哉、E.B.ヒレマン、歌曲解釈をK.デイビス、U.アイゼンローア、K.リヒターの諸氏に師事。第7回“長江杯”国際音楽コンクール入賞。
二期会会員。東京室内歌劇場会員。二期会フランス歌曲研究会会員。