河村 典子 Noriko Kawamura

写真|河村 典子

愛知県春日井市出身。東京音楽大学声楽演奏家コースで学び、東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。二期会オペラ研修所第53期修了。ドイツ・ヴァインハイムにて研鑽を重ねる。
第12回長江杯国際音楽コンクール第4位。第3回近・現代音楽コンクール銅賞。第26回コンセール・ヴィヴァン新人オーディション優秀賞。第18回及川音楽事務所最優秀新人賞。第4回東京国際声楽コンクール入選。
中部大学山田和夫記念『若い木のコンサート』、同大学講演会第2部「カルメン」ハイライトに出演するほか、平成23年に春日井市でデビューリサイタルを開催し、好評を得る。国際基督教大学及び春日井市民『第九演奏会』にてアルトソロを務める。「カルメン」タイトルロール、「ラインの黄金」エルダ、「ワルキューレ」シュヴェルトライテ、「魔笛」侍女3等の役でオペラに出演、いずれもメゾソプラノの深い音色で好評を博す。
本年3月には、復活祭を記念するミサのソリストとして、ドイツのハイデルベルクとヴァインハイムの教会から招かれ、ペルゴレージのスターバト・マーテルを演唱、新聞評(ヴァインハイマー・ナッハリヒテン紙)では、「ゴルゴダで起きた出来事を表情豊かな声で描いた。作詞者が感じ取った様式そのままに、その声は死と復活についての告知者と化したのだ。河村典子は独唱曲と、よく融けあった二重唱を美しく歌ったが、しかしそれは、この演奏会の性格に鑑みて過剰な情熱を拝したものであった。まさにそのように歌われたからこそ、その描写はゆるぎない信仰告白として、非常に説得力に満ちていた」と絶賛された。今後益々の活躍が期待されている。
名古屋二期会会員。日本演奏家連盟会員。