ワルキューレ稽古場雑記①

3月に入ってワルキューレの稽古を重ねているところです。
初回の稽古は、第2幕の壮大な夫婦喧嘩から始まりました。(笑)
今回はピアノで公演をするわけですが、
大オーケストラを使ってのこの夫婦喧嘩、正直苦笑いをしてしまいます。

神々の話なのになんて人間臭いのでしょう!!
もっとも、私自身は結婚をしたことがないのでその辺は分かりかねますが。

ところで、この場面を長時間譜読みしたりイメージしておりますと、
気が滅入ると言いますか(笑) あまり精神衛生上良くない感じが・・・・・
なんでだろうなぁと思っていたら、
「減7の和音ばっかりだからだよ・・・」とピアニストさんから明確な答えが。
合点がいくような気が致しました。
そんな稽古から始まって、第3幕のワルキューレンの稽古や、
兄妹にして結ばれる第1幕と、稽古も進んでまいりました。
これからは深化させていく時期に入っていきます。どうぞご期待ください。

ところで3月19日、全日本オペラネットワークの会合というのに初めて参加してまいりました。
(ちなみに呼ばれたわけではなく勝手に参加しただけです)

基調講演をされた音楽評論家の関根礼子先生の配られた資料に、思いがけず Le voci という印字が。
<主に制作のみの事業体、個人>という欄に分類されて、セイジ・オザワ松本フェスティヴァルと並んでおり大恐縮。
関根先生の弁によると、この分類で一番大きなところと一番小さいところを並べた。
(ほぼ一人で制作しているので確かにこれ以上小さいところはない)
更に、出席すると思われていなかったので(初めて参加しましたし)
出席予定者の団体は、載ったり載っていなかったりすると具合が悪いと思ったので・・・と。
出席してすみませんでした・・ww
ちなみに、関根先生は昨年の夏ごろでしょうか? 観劇に行った公演会場で紹介者を通じて面識を得て、これまで2度ほど、Le vociの公演にお招きしてご観劇いただいております。

挙句、司会者の方に急きょ振られて喋らされることになり、巨大な組織を動かしているお歴々の前で、
しどろもどろでしゃべりました。何をしゃべったかもよく覚えておりません。
失礼なことを言ってなければ良いのですが。

しかしながらおそらく何人かのお知り合いの方以外は、
Le vociという団体を知っていただいているとは思えないので、
良いアピールにはなったかなと思っています。